日本ハム木佐貫洋投手(35)が29日、今季限りで現役引退することを発表した。来季の戦力構想から外れており、他球団での現役続行も含め熟慮した結果、通算62勝右腕はプロ13年目で現役生活にピリオドを打つことになった。明日30日ロッテ戦(札幌ドーム)で引退セレモニーが実施される。球団を通じて「ファイターズでプレーしたのは3年間と短かったですが、温かく応援していただき、ファンの皆さんにはとても感謝しています。現役生活で印象に残っているのは、ジャイアンツ時代にプロ初登板で打ち込まれたこと、そして、ファイターズに移籍して初めて札幌ドームでお立ち台に上がった時のことです。お立ち台から見た景色をこの先も忘れることはないと思います。13年間、ありがとうございました」と、コメントした。

 亜大から02年ドラフト自由獲得枠で巨人に入団。1年目の03年は10勝7敗の好成績でセ・リーグ新人王に輝いた。07年はシーズン自己最多の12勝を挙げ、5年ぶりのリーグ制覇に貢献。09年オフに交換トレードでオリックスに移籍後は11年に初の開幕投手も務めた。13年1月に糸井を交換要員とした大型トレードで日本ハムに移籍。13年はチームトップの9勝を挙げたが、今季は1軍未登板。2軍では16試合に登板も0勝6敗、防御率7・67だった。