日本ハムは29日、来季の1軍投手コーチに前ソフトバンク1軍投手コーチの吉井理人氏(50)が就任すると発表した。

 12年以来、4年ぶりの復帰となる。都内のホテルで栗山英樹監督(54)同席で就任会見に臨んだ吉井氏は「(筑波大大学院で)研究の道に進もうかと思ったけど、そんな時に熱心に誘ってもらって、僕もまだ現場でやれる年齢だと思っていますので、断る理由も見つからなかった」と、コーチ就任を受諾した理由を明かした。

 08年から12年まで日本ハムで1、2軍の投手コーチを歴任。退団後の14年4月に筑波大大学院の人間総合科学研究科へ入学し、今季は同大学院に籍を置きながらソフトバンクでブルペン担当の1軍投手コーチとして日本一に貢献も、シーズン後に退団していた。現在は同大学院に通いながら修士論文を手がけており「進捗(しんちょく)状況は半分いっているかどうか。あと40日くらいで仕上げないと」と、来季へ備えるため、まずは論文完成を目指すことも明かした。