日本ハム斎藤佑樹投手(27)が、2016年の「スタートダッシュ」を宣言した。3日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3年連続の減俸となる、200万円減の2300万円(推定)でサインした。6年目の来季は開幕ローテーション入りを目標に掲げ、2月のキャンプでは、最初の実戦登板に照準を合わせて、全力でアピールすることを誓った。
「ファンへ向けて」と一筆を求められた斎藤は、「今年も一年、ありがとうございました。“来年こそは”」と記した。直近3年間で3勝。200万円の減俸には納得だが、成績には納得できるわけがない。「思うような結果じゃない。もっとやらなきゃいけない。開幕1軍スタートできるように、必死に頑張っていきたいです」。開幕ローテ入りし、1年間守り通すことを目標に掲げた。
6月の中継ぎ経験が、転機になった。短いイニングを全力で投げることで、「フォークを武器にできた」。秋季キャンプでは低めの制球も安定し、大きな手応えをつかんだ。「これをシーズンもできたらいいだろうなと思った。キープできるように」。自信を胸に、6年目の来季へ向かう。
「スタートダッシュ」をかます。開幕を見据えて、マイペースで調整できる立場でないことは理解している。「最初が肝心。(実戦初戦で)今季は使えると思われるような投球ができるかどうか。そこに100%集中していきたい」。2月に行われるキャンプ中の実戦から、存在感を示すつもりでいる。
来季は4年ぶりに吉井投手コーチが復帰する。同コーチの就任会見では、「佑ちゃんが活躍できるための指導法を考えていきたい」と名前が飛び出した。伝え聞いていた斎藤は「シーズンを通して選手のことを考えてくれる方。僕も信頼しています。うれしいです」。師弟関係の復活を心待ちにしている。
来年1月にはハワイで、自身初めての海外自主トレを行う予定でいる。古傷のある右肩には気を使いながら、温暖な地でスタートダッシュへの体づくりを進める。「数字で分かるような結果を残したいです」。来年は誰しもを納得させる成績を残し、契約交渉の席に着く。【本間翼】
<過去の斎藤契約更改>
◆11年 1年目から倍増の3000万円に。「たくさん(金額が)上がりましたか?」という質問に「たくさんって、どれくらいですか? 2倍くらい? そうですね。僕ウソはつかないです」と笑顔。
◆12年 初の開幕投手でプロ初完投勝利も、不調で2軍落ちし浮上できないままシーズン終了。500万円増の3500万円でサインし、「(金額は)あまり、考えてませんでした」。
◆13年 右肩痛でシーズンの大半を2軍でのリハビリに充てる。未勝利に終わり、入団後初のダウン提示となる2800万円で更改。「当然のこと。納得している。やってやるぞという気持ちだし、見ていてください、という気持ち」。
◆14年 右肩関節唇損傷からカムバックも、先発ローテに定着できず2年連続の減俸で2500万円に。「優勝するために自分の役割を果たす。それ(役割)は監督が決めること。どこでもやります」と、中継ぎででも貢献したい考えを明かした。(金額は推定)



