ロッテ涌井秀章投手(30)の好投が光った。

 最速150キロの真っすぐを軸に、西武打線を抑えていった。相手先発の岸とは、西武から移籍3年目で初めての投げ合い。互いに譲らず、9回7安打1失点で降板した。

 勝ち星は付かなかったが、延長10回のサヨナラ勝ちにつなげる好投だった。

 降板後は「チームが勝てたことが全てだと思います。良かったです。何とか粘りの投球ができました。次もチームが勝てるように頑張りたいです」とコメントした。

 伊東監督は「向こうも良かったし、涌井も我慢の投球で素晴らしかった。投手戦で、しびれる展開だった」と、力投したエースをねぎらっていた。