中日のドラフト1位ルーキー、小笠原慎之介投手(18=東海大相模)がプロ12試合目の登板で待望の初勝利を挙げた。

 1回に坂本に2ランを浴びるなど2回までに3失点。それでも3回以降は得点を与えず2安打無失点に抑え7回127球を投げ降板した。10三振を奪う力投だった。

 すると8回表、それまで巨人マイコラスの前に沈黙していた打線が一挙4点を奪い逆転。小笠原に白星が付いた。

 ここまで白星なしの5敗。しかし初登板となった巨人戦で昨夏甲子園優勝投手がついに勝った。

 チームは今季初の6連勝。前日3日、森監督代行は「この(連勝の)流れに乗るのが理想。連敗で彼に(マウンドを)渡してきたから。珍しく勝ちが続いている。プレッシャーを感じないのか、余計感じるのか。普通の人間なのか、普通の人間じゃないのか、ゆっくり見させてもらいます」と話し期待して送り込んだマウンドだった。