日本ハムは6日、オリックス長谷川滋利シニアアドバイザー(SA=48)が5日に兵庫県内で行った講演会で話した内容について、オリックスから謝罪を受けた。

 長谷川SAは講演会で最近の話として、日本ハムから監督就任のオファーがあり、リーグ優勝したために消滅したという話を披露。この日、一部で講演内容が報道されたが、沖縄・国頭の秋季キャンプを視察中の日本ハムの吉村浩GM(52)木田優夫GM補佐(48)ら球団幹部は「全くの事実無根。講演の詳細は分からないが、本当にそんな話を面白おかしく話したなら、栗山監督に対して失礼な話」と即座に報道内容を否定した。

 球団では10年ぶりの日本一を達成した栗山英樹監督(55)との契約延長を2日のオーナー報告時に発表したばかり。来季も指揮を任せることは、今季途中から既定路線で、長谷川氏を候補にした事実は、過去にもないという。この日、オリックス側から事情を説明され、謝罪もされたが、別の球団幹部は「仮にも他球団のフロントに籍を置くのなら、お互いの信用問題になる。事実がない話は慎んでほしい」と憤りを隠さなかった。