阪神タイガース公式ファンクラブ(FC)が行う“改革”が虎党の間で話題を呼んでいる。24日から来季のFC継続、新規入会の募集が始まるのを前にFC向けのチケット先行販売を従来の「先着順」でなく、すべて「抽選制」にすることを決めた。「ネットがつながらん」「つながったと思ったら売り切れ」などというファンの声に少しでも応じようというもので公平な販売を目指す構えだ。
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甲子園球場は満員御礼が続く。公式FCの会員数も12球団で阪神が最多とされる。かつては18万人規模と言われたようだが、球界関係者は「今ははるかに上回っているのでは」と話す。
そんな人気の影で課題になっているのがチケット販売だ。簡単に言えば「買えない」ことである。阪神の場合、開幕前に主催試合すべてが売り切れる。少し前に広島が同様の状況だったが、他球団では見られない現象だ。
今年の場合、2月11日正午にネット販売を開始した。同球団事業本部営業部の畑野幸博部長によれば「FC向けの甲子園、京セラドーム大阪での71試合がその日のうちに完売しました」。同様のことが、ここ数年続いている。
こうなれば欲しくても買えなかったファンから不満が出るのは避けられない。「ネットが全然、つながらない」「やっとつながったら売り切れていた」という声もよく聞かれる。
そこで来季、希望試合数の制限など様々な改革がある中で最大のテーマとして決断したのが「抽選制」だ。これまでは先着順。最大限の努力で多数の試合を購入していた人からすれば“いらないお世話”という見方もあるようだ。
「いろいろなご意見があるのは承知していますがコアなファンだけでなく、例えばお子さんでも抽選に参加できるように」(畑野部長)という思いで実施するという。
つながりにくいネット状況についても来季は発売から日数を決めてエントリーを受け付け、最終的に抽選で決定するため、いつ応募したかどうかは関係なくなる。そのためアクセスが集中するような状況は緩和できると期待をかける。連覇へ向け、激闘を続ける猛虎戦士の影で、それを支える球団裏方の奮闘も続く。【編集委員・高原寿夫】
○…阪神公式FCには「ライトプラン(年会費3200円)」から数多くのグレードがある。年数などに応じてアップしていくもので最上級は「プレミアムプラス会員」。20年以上の継続で年会費は、通常会員費プラス10万円(抽選300人限定)。今回の抽選制は会員ランクが上がるほど当選する確率は高くなるそう。一般販売もしているが、枠は少なく、FC入会は入場券ゲットへのポイントになるようだ。会員の継続、新たな入会受付は24日午前10時から。詳しくは公式HPで。



