中日森繁和監督(62)の激励パーティーが11日、都内のホテルで開かれた。発起人で駒大時代の監督、太田誠氏(80)が祝辞を述べた。

 その中で森監督の人間性を表す大学時代のエピソードを披露。4年時の76年ドラフトでロッテに1位指名されたが「まだ実力が足りない。社会人であと2年勉強したい」と拒否。東京のホテルに待ち構えたロッテ金田正一監督のもとに、1人で断りに向かったという。「大学生が、何百勝もしている監督のところに1人で言った。堂々としていた。義を通す男だ」と教え子に目を細めた。