オリックスが今季3度目のサヨナラ勝ちで、球団ワーストの月間20敗を阻止した。連敗地獄に陥った5月を3連勝締め。ドラフト5位ルーキー小林慶祐投手(24)がプロ1勝目を挙げた。延長10回を抑え、駿太のサヨナラ打を呼び込んだ。今月チーム6勝のうち投手の初勝利は赤間、黒木、山岡に続いて4人目という「新顔ラッシュ」となった。

 「同じルーキーが初勝利を続けていた。自分もチャンスがあれば狙っていきたいと思っていた。ボールは両親に贈ります」。小林はお立ち台で興奮気味だった。10回は先頭四球から1死二塁となったが、山田を右飛。雄平を敬遠気味に歩かせ、比屋根は空振り三振に打ち取った。

 キャンプ1軍スタートと期待されながら、オープン戦期間中に降格。「腕が振れなくなっていた。ファームではストライクゾーンに投げ込むことに取り組んだ」。思い切りの良さを取り戻し、5月の1軍昇格後は少しずつ信頼を得た。これで5試合連続無失点。初勝利に福良監督は「本当に良かった」とたたえた。

 ▼ルーキー小林がプロ初勝利を挙げ、これでチームで白星を挙げた新人は5月16日黒木、同28日山岡に次いで3人目。オリックスの新人が3人以上勝ったのは、阪急時代の88年(伊藤敦1勝、山内4勝、清原1勝)以来29年ぶり。オリックスは今月6勝のうち、半分の3勝を新人で挙げたことになった。