東京6大学野球春季リーグ戦で99年秋以来13度目の優勝を達成し、11日には59年ぶりに全日本大学野球選手権を制した立大が12日、キャンパスのある東京・豊島区で優勝祝賀パレードと優勝感謝礼拝・報告会を行った。

 パレード後の優勝報告会で溝口智成監督(49)は「いやー、疲れました。監督が疲れたなんて言ってはいけないが、何度も何度も崖っぷちがあり、その都度指一本で這い上がった試合が何度もありましたので。表情には出さないですが、かなりハラハラドキドキして、本当に体が持たないなと言うシーズンを送りました」と振り返った。

 最近3年間はあと1歩で優勝を逃していたこともあり、「私たちの単なる成果ではない。悔しい思い、悔しい涙。それが我々の知恵となり、執念となり、工夫となり、優勝するにはどうしたらいいんだということを常に考えてやった結果が今回実を結んだと思っている」と話した。