中日2年目の小笠原慎之介投手(19)がプロ初の完投勝利で5勝目を挙げた。

 6回には巨人村田に11号2ランを浴びたが、味方の大量援護もあり9回を7安打2失点。プロ最多の151球を投げきった。「(9回も)いくと監督に伝えたので。とにかくアウトを1つずつ。腕を振っていきました」と振り返った。

 お立ち台では疲れを問われ「そんなの吹っ飛びました」と笑顔で答え、ファンからは拍手喝采だった。完投は東海大相模(神奈川)時代の3年夏、全国制覇した甲子園決勝の仙台育英(宮城)戦以来。