巨人の山口俊投手が暴力トラブルで不当に重い処分を科されたとして、日本プロ野球選手会が処分の見直しや熊崎勝彦コミッショナーによる調査を求めていることに対し、日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は2日、選手会に文書で回答する方針を示した。「回答前に内容には触れられない」と具体的な説明は避けた。

 選手会は総額1億円以上の罰金、減俸は重過ぎる上、契約解除をちらつかせて複数年契約の見直しに同意させたのは野球協約や独占禁止法に違反すると主張。巨人やコミッショナーに選手会との交渉を求め、3日までに回答がない場合は東京都労働委員会に不当労働行為救済申し立てを行うなどの措置を取るとしている。