日本一奪回へ向けCSへ準備するチームとは別に、ソフトバンク牧原大成内野手(24)は来季へ向け黙々と準備をしている。6月末に右肩を痛めリハビリ組へ。7日も福岡・筑後市のファーム施設で汗を流した。

 ノックでゴロ捕球をしても、まだ投げられない。「秋のキャンプで投げられればいいんですけどね。今季は優勝にも貢献できず、悔しかった」。背番号を「69」から「36」に変えた今季は俊足にパンチ力のある打撃で、首脳陣からも期待は高かった。パ・リーグを独走し優勝した今季も二塁のレギュラーは固定できなかった。明石、本多、川島、高田、川崎とライバルは多いが、内野、外野のユーティリティーとしても牧原の入り込む余地は十分ある。

 今年、私生活では離婚もした。「今年はいろいろありました。来年はしっかりプレーしたいですね」。ゼロからの再出発で、来季は必ず1軍復帰してみせる。