プロアマ合同の日本野球協議会は30日、侍ジャパン強化委員会、編成担当の強化副本部長に、前ロッテ監督の伊東勤氏(55)が就任すると発表した。今後は侍ジャパンの選手選考などに関わっていく。

 伊東氏は「この話があった時には、本当に私でいいのか戸惑いましたが、野球界への恩返しとして少しでも自分がお役に立てることがあれば、と思い引き受けました。これまで(監督)とは違う立場になりますが、山中本部長と協力して、日本のため、日本の野球界の将来のために、東京オリンピックで稲葉監督率いる侍ジャパンが金メダルを取れるよう全力でサポートしたい」とコメントした。

 任期は20年までの予定。侍ジャパン強化委員会委員長を務める日本野球機構(NPB)井原敦事務局長は「チーム編成の戦略、戦術のアドバイス、より強い侍ジャパンをつくっていくために3年後の東京五輪を見据えて、来年3月、11月の国際試合など、金メダルを見据えたアドバイスを頂きたい」と説明した。