楽天を退団することが決まった松井稼頭央外野手(42)が2003年以来15シーズンぶりに西武に復帰することが16日、分かった。17日にも発表される。

 楽天からはコーチ就任などを打診されたが、現役続行を希望して固辞。西武は選手としての力を評価して獲得を決めた。有望な若手が多い西武では手本となる役割も期待される。

 松井稼は大阪・PL学園高から1994年にドラフト3位で西武に入団。走攻守三拍子がそろった遊撃手として盗塁王を3度、最多安打を2度獲得。98年にはパ・リーグ最優秀選手(MVP)に選ばれた。2004年から米大リーグに挑戦し、日本選手初の内野手としてメッツなどで7年間プレーし、11年に楽天で日本球界に復帰した。日本での通算成績は1883試合に出場し、打率2割9分1厘、201本塁打、835打点、362盗塁。大リーグでは630試合で打率2割6分7厘、32本塁打、211打点、102盗塁。