阪神が、台湾プロ野球で2年連続打率4割を記録した王柏融外野手(24=ラミゴ)の調査を本格化させることが24日、分かった。今季3冠王に輝いた台湾史上最強打者は、来オフに海外移籍も視野に入れているとされる。メジャーと日本球界での争奪戦も予想される中、水面下で徹底マークを続けていく。

 阪神球団関係者は「どれぐらいの金額が必要になるのか読めないところもある。もちろん、現地に視察も行くだろうが、年俸などのコストを調べる必要がある」と力を込めた。

 ◆王柏融(ワン・ボーロン)1993年9月9日、台湾・屏東県生まれ。中国文化大在学中の14年にU21W杯優勝に貢献。15年ドラフト1位でラミゴに入団し同年デビュー。初のフルシーズンとなった16年はリーグ初の200安打、歴代最高打率4割1分4厘、29本塁打、105打点、24盗塁をマークしMVPなど6冠。今季は打率4割7厘、31本塁打、101打点で3冠王。181センチ、90キロ。右投げ左打ち。