守っても問題アリマセ~ン! 阪神4番最有力候補の新外国人ウィリン・ロサリオ内野手(28)が、早くも一塁守備に太鼓判を押された。高代作戦兼総合コーチが守備力について「普通やったよ。スローイングも良かったしね」と及第点を与えた。

 実は1年近く前、高代コーチは一塁手ロサリオをチェック済みだった。昨年2月の阪神1軍沖縄キャンプの休日、韓国・ハンファの沖縄・東風平(こちんだ)キャンプを視察。その際、主砲に君臨していたロサリオのノックを目にしていたという。中日コーチ時代に「アライバ」こと井端、荒木を名手に育て上げた同コーチから見ても、動きに問題がないとなれば頼もしい限りだ。

 最大のセールスポイントは長打力。メジャー通算71発、韓国で2年連続3割30発100打点を誇るパワーに疑いの余地はないが、走塁、守備でもワクワクさせてくれそうな気配が漂う。足は昨季韓国で10盗塁を記録しており、金本監督も「走塁も必死にやるタイプ」と期待。さらに一塁守備でもハツラツプレーを披露してくれれば…。悲願のV奪回へ、起爆剤ロサリオがチーム力を大幅アップさせそうだ。