阪神山本が左キラー宣言だ。「筒香(DeNA)や阿部さん(巨人)を抑えないと生き残れない。阪神の山本は嫌だと言われたら、仕事になる」。鳴尾浜で練習した21日は約50球のブルペン投球。見守った高橋2軍投手コーチは報道陣に「左打者が嫌がるような投手にならないと。せっかく2段モーションが緩和されるわけだから、そういうのも生かしていけば、アクセントがつく投げ方になる」と話した。今月中旬に野球規則が変更され「2段モーション」が反則投球でなくなった。新たなルールも“変身”の助けになりそうだ。

 山本は昨秋からサイドスローに挑戦中で「試すという思いでは通用しない。自分には時間がないので、いつでも試合にいける準備ができています」と覚悟を固める。2月の春季キャンプに向けて前向きに備えた。