途中出場したロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18=履正社)が、一時同点となる左犠飛を放った。3-4の7回裏無死三塁。フルカウントからオリックス山本の154キロ高め直球に力負けせず、レフトへ大きな飛球を放った。

 「少し差し込まれましたけど、あの場面で犠牲フライを打つというのはチームとして目標にもしているので、そこで1本打てて良かったです」と安田。井口監督も「速いピッチャーを相手に、あそこで打ち負けないでしっかり打ってくれた」と喜んだ。

 現在、オープン戦の打率は7分7厘。プロの投手は甘くはないという現実に直面しつつも、それを打破しようと日々の練習に取り組んでいる。

 前日13日のオリックス戦後には室内練習場で特打ち。「速いマシンに対し、前め(近め)に立ってやりました。これまでも速球に差し込まれてるんで、そこで負けないように。強いマシンでしっかり打ち返せるように練習しました」。今日15日には亜大との2軍戦にも出場する予定で「いろんな形で経験できるのはすごいプラス」と意気込んだ。

 各球団でリタイアする新人が増える中、安田はここまで大きな故障もなく順調にプロ1年目を過ごしている。

 限局性腹膜炎で入院中の日本ハム清宮を「しっかり休んでほしい」と気遣いつつ、自身については「(1軍で)ずっと途中出場ばかりなので疲労感はない。コンディション? 今のところは大丈夫。どんどん練習してうまくなりたい」と話した。