マリナーズ・イチローの古巣に、イチロー2世が登場だ。オリックス4年目の宗佑磨(むね・ゆうま)内野手(21)が、オープン戦4号を放った。巨人ゲレーロと並ぶトップで、日本人選手では最多。ロッテ戦(ZOZOマリン)に1番左翼で出場し、5回に左越えソロ。1軍通算13試合出場にとどまる4年目が、今オープン戦で8戦4発4盗塁の大ブレークだ。

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 オリックス宗の恩師、横浜隼人の水谷哲也監督(53)は、飛躍の要因にパワーアップを挙げた。「体が大きくなって、バットが強く振れるようになった。今までは足が速くて、バットコントロールで当てて安打にする感じでしたが、今は強く振れている。昨年のウインターリーグは左肩の脱臼で行けなくなったんです。そうしたら『この期間に体重をつけます』と切り替えていました。それを良い期間にしてパワーアップができたのではないでしょうか」と4号を喜んだ。

 同監督によると高校入学前から「目指せイチロー」を掲げていたという。「だから(15年の神戸での新人合同自主トレで)初対面なのに『イチローさん、大好きです!』って言っちゃうんですよね」と続けた。昨年末に同校の野球教室では「来季の目標は初ホームランです」と宣言したという。恩師は「入団時に4年目を目標にしようと担当の中川スカウトにも言われていたんです。大事に育ててもらってます。これからも1段1段、成長して欲しい」と、親心をのぞかせた。