楽天の2年目の池田が、初の開幕ローテーション入りをほぼ手中に収めた。本拠地開幕戦となる4月3日からの日本ハム3連戦の2戦目か、3戦目での先発が濃厚だ。今月18日の広島戦でオープン戦初登板。23日から始まる巨人との3連戦と2軍での調整登板を経て、本番に向かう。

 15日、チームは静岡・草薙球場で全体練習を行った。投内連係には開幕投手の則本、本拠地開幕戦に投げる岸の他に美馬、藤平、辛島、守護神松井と池田が入った。梨田監督は開幕ローテについて「記者の人たちが思っている通りではないですか? あの(投内連係)中では松井は違うけど」と明言は避けたが、6番目の男に池田をにおわせた。

 16年ドラフト2位の池田は最速150キロを超える右腕。創価大時代は同期のソフトバンク田中に次ぐ2番手だった。1年目の昨季は1軍昇格のチャンスを何度ももらいながら、度重なる故障に苦しみ、1軍登板なしに終わった。今季は練習試合などに登板し順調にきている。「言われたところで頑張るだけです」。仙台のファンの前での初登板で初勝利を手にしてみせる。