1番糸井もある! 阪神は雨天中止となった20日のDeNA戦で新たなオプションを試そうとしていた。午後0時30分に中止が発表される直前、1番糸井、3番福留、5番大山、7番鳥谷の並びが発表された。金本監督は7番鳥谷の可能性を問われて「いろんな想定があるから。そういうこともあるかもしれないよ、と」と説明。シーズン突入に向けて、打順の引き出しを増やそうという狙いだ。

 福留、糸井、鳥谷の3人がそろって出場したオープン戦はここまで4試合。そのすべてで福留、糸井が3番か5番を任され、鳥谷は上位打線に配置されていた。18年実戦で初めて1番起用される予定だった糸井は雨空を見上げて「無理やな、これは」と苦笑い。「やりたかった~! 何番でも打て、ということです!」とフォア・ザ・チームを強調した。5番に入った大山はシーズンでもクリーンアップを打つ可能性がありそうだ。

 オープン戦最後の3試合となる23日からのオリックス3連戦では投手も打席に入り、主力勢のフル出場も予想される。開幕まで最善の打順を模索する。