足や小技を絡めた抜け目のない野球を目指すロッテ井口資仁監督(43)が22日、開幕戦の4番に角中勝也外野手(30)を指名した。

 23日からの中日3連戦を前に、チームはこの日、ナゴヤドームで調整。「4番左翼」で出た20日の西武戦で外野フェンスに激突し、地面に腰を強打した角中も、フリー打撃では右に左に快音を響かせた。

 井口監督は練習後「カク(角中)がしっかり戻ってくれば、カクを4番でいかせたい。カクが4番なら4番まで走れますし」と機動力を重視した打順だと説明。角中の腰の状態については「打つことに関してはまったく問題ないって言ってますし。DHなら問題ない」と話した。

 一方、これまでのオープン戦で4番を打つことも多かった井上は5番に回る可能性が高い。井口監督は「井上がちょっと後ろにいくことで後ろも厚みが増すんで」と話した。