中日は20日、新外国人スティーブン・モヤ外野手(26)を出場選手登録した。今季初登録となるモヤは1軍昇格の感想を聞かれ、日本語で「ありがとうございます」と笑顔で話した。

 中日は主砲ビシエドが米国市民権取得のため戦列を離れた。モヤは、19日にビシエドに代わって4番を務めた打撃好調のアルモンテのドミニカ共和国セナペック高の2年後輩。「彼は僕のボスです。尊敬しているし、いろんなことを教えてもらっている」と話した。初合流のこの日も、練習中から走塁などを先輩アルモンテが横に立って手本を見せる場面が見られた。

 ファームでは打率3割7分7厘、3本塁打と数字を残したモヤ。「感覚はいいよ。後は神様の力で、いい結果を残してチームの勝利に貢献したい。(アピールポイントは)走攻守全て。勝つために自分の力を出し切りたい」。20日、初の1軍出場は、スタメン4番一塁と発表された。先輩アルモンテと同じ、スイッチヒッター。合流した身長201センチの大型主砲が、竜の巻き返しのカギを握る。