ロッテ平沢大河内野手(20)が、初めて右翼でスタメン出場した。「小学校の時に何回かある」程度の外野だったが、1回裏の1番秋山の右飛など3度の守備機会を無難にこなした。

 一方、好調の打撃は6番。4回1死満塁の場面で、カウント2-2から西武多和田の148キロ真ん中の直球を捉え、走者一掃の適時中越え三塁打。チームの全3点をたたき出した。

 代打で出場した20日の西武戦に続く2戦連続のタイムリーに「打順が6番で、チャンスで回ってくると思っていた。そこで1本打てて良かったです」と納得の様子だった。ただチームは逆転負けで4連敗。素直には喜べない。「悔しい負け方をしましたし、昨日もあと1本というところだった。勝ちきれるように頑張りたい」。

 本職の遊撃ではルーキー藤岡裕が奮闘中で、平沢にはなかなか出番が回ってこない。そのため「出られるようにいろんなポジションをやるのは当たり前。チャンスをもらえるようにやりたい」と、どのポジションでの出場にも前向き。「クッションボールはまた内野と違って難しいですね」と話す外野の守備も積極的に練習し、出場試合の増加を狙う。