立大・三井健右外野手(2年=大阪桐蔭)が、法大戦で3試合連続となるソロ本塁打を放った。0-0の2回無死、スライダーを右中間席に運んだ。試合は引き分けたが、大砲が存在感を示した。

 今春のリーグ戦デビューから、一気に素質を開花させた。0-0の2回無死、立大・三井が3-2からのスライダーを強振。3試合連発となるソロを右中間席に運んだ。外角の直球を頭に入れながら、変化球に反応した。「自分に求められるのは長打。1球で仕留められたのは良かった。3試合連続で打てたことは良かったですが、勝てなかったことの方が大きいです」と悔しがった。

 修正能力の高さが、3戦連発に直結した。前週の早大2戦目で本塁打を放ったが、間合いが納得いかず、打撃フォームを修正。テークバック時の間合いの取り方を変えた。憧れるのは、DeNA筒香とソフトバンク柳田。「広角に長打が打て、チャンスに強いところ」を挙げた。今日23日の同戦に向け「単打でも、エラーでも、チームを勝たせる打撃をしたいです」と4戦連発は意識せず、勝利の一打に徹する。【久保賢吾】