古巣オリックスの関係者からはイチローの決断にエールの声が上がった。

 マリナーズの会長付特別補佐に就任したイチロー(44)について現役時代にともにプレーした福良淳一監督(57)は「今朝、会見を見ました。良かったんじゃないかな。この世界はやりたいと言っても、契約しないことには出来ない。契約したということはすごい。特別なこと。まだ(現役でプレーする)可能性があるわけだから」と今後の活躍を期待。今年1月には神戸で自主トレするイチローと対面したこともあり「今年見た感じでは出来る。良かったしね」と笑顔で話した。

 長年ラブコールを送ってきたオリックスにとっては残念な面もあるが、長村裕之球団本部長(59)は「メジャーでの実績はさることながら、人間性をシアトル・マリナーズが認めていると思う。活躍を祈っている。エールを送るということ」と話した。恒例となっているオフの神戸自主トレについては「来年もチャンスがあるという時は神戸でね。まあ、でもこっちが決めることじゃないよ」と変わらず応援する。