首位広島は投打の歯車がかみ合い、20勝に達した。1回の鈴木の適時打に始まり、2回はエルドレッドの5号ソロと菊池の満塁走者一掃の二塁打で突き放した。さらに会沢、菊池、バティスタの本塁打など攻撃の手を緩めなかった。先発の大瀬良は3年ぶり完投で4勝目。緒方孝市監督(49)は「(大瀬良)大地は良かった。アツ(会沢)もいいリードをしてくれた。昨日完封されているからね。(先発)野手が全員安打でしょ? いい攻撃をしてくれた。初回に(鈴木)誠也が打って、先制点が取れたのが大きい。守りでも(3回に)ライトからの返球でホームを許さなかった。相手に流れがいきそうなところだったから、あれは本当に大きい」などと振り返った。