左肩の張りで出場選手登録抹消中の西武菊池雄星投手(26)が、約1カ月の戦線離脱を余儀なくされる。9日、鈴木葉留彦球団本部長(66)が「6月上旬に1軍に復帰することを目標にやっていく」と明らかにした。8日に都内の病院で検査を受け「病名がつきにくい。『機能低下』というのが今言える言葉になります」と説明した。

 オープン戦中の3月14日に、寝違いから張りを発症。開幕から6試合で5勝0敗も、状態は良くなかった。この日は、西武第2の室内練習場でウエートトレーニングなどをこなし、汗を流した。実戦復帰に向けて鈴木球団本部長は「本人が一発で行けるというなら、すぐに1軍でいい。万全を期して、ファームで短いイニングを投げてもいい」と菊池の意思を尊重する。

 代わって、11日のロッテ戦に先発予定の佐野が今季初めて1軍に合流した。「雄星さんの代わりではなく、自分の投球をして、勝てればベストです」と意気込んだ。