運転免許停止中に乗用車を運転し、バイクと接触して運転手にけがを負わせたとして、自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)の罪に問われたプロ野球オリックスの元選手奥浪鏡被告(22=広島県呉市)に、大阪地裁は15日、懲役8月、執行猶予3年(求刑懲役8月)の判決を言い渡した。

 山口智子裁判官は「交通ルールを守るという規範意識が薄く、非難は免れない」と指摘。一方で被害弁償し、反省していることなどを考慮して執行猶予とした。

 判決などによると、昨年5月22日夜、大阪市此花区の寮から無免許で車を運転し、バイクと接触。転倒させ、運転手の顔にけがを負わせた。

 球団によると、奥浪被告は2014年に岡山・創志学園高から入団。事故を受けて謹慎処分となった後、昨年8月に契約を解除された。