阪神が15安打15得点と打線が機能し、打ち勝った。1回から敵失に乗じて4安打を集中して、打者9人で6点を先制。

 2回も攻め手を緩めず、さらに4安打で3得点。序盤2イニングで9点を奪うド迫力でワンサイドゲームに持ち込んだ。この日、特筆すべきは本塁打なしでの大量得点だ。前日29日は3本塁打で9点を挙げていたが、この日は様相が一変。

 金本知憲監督も「昨日、ホームランでバンバン取ったけど、今日はホームランなしで15点。まあ球場とかもあるのかなあ、やっぱり(笑い)。うちは甲子園だから。やっぱり力が入ったり、力んだりするのかなあ。今日みたいにホームランなしで15点取れるんだから。そういう、外野の間を抜く気持ちを甲子園でも持って、やってほしいですね」と振り返った。打線は確実に上向いており、7月戦線にはずみをつけた。