ヤクルトは“ミス”が重なって今季4度目の5連敗を喫し、前半戦の負け越しが決定した。

 3-1と逆転した直後の6回裏、1死から先発石川が3連打を浴びて1点差とされると、投球数が80球ながら継投策。2番手原が2死二、三塁からアルモンテに逆転の2点適時二塁打を浴びた。小川淳司監督は「3連打を食らったからね。代え時は非常に難しい。継投ミスといえばそうなる」と表情を硬くした。

 記録には残らない“ミス”で、手痛い追加点を許した。4-3の7回、2死一塁で中日大島が遊撃と中堅の間に打ち上げた飛球を、遊撃西浦は背走せず、猛ダッシュで前進してきた中堅坂口も追いつけなかった(記録は適時二塁打)。西浦は直後の8回に適時二塁打を放ったが「もっと追っておけば良かったと思いますけど、難しい判断だった。(適時打は)打つしかないと思っていました。反省して次につなげたい」と笑顔はなし。結果的に1点差での惜敗だっただけに、小川監督も「ミスも重なって余計な1点を取られたのも痛かった」と振り返った。