巨人上原浩治投手(43)が、日本人初の金字塔を打ち立てた。広島14回戦(マツダスタジアム)の7回、8-8の場面で登板。1回を無失点に抑え日米通算100ホールドをクリアし、通算100勝、100セーブ、100ホールドの「トリプル100」を達成した。

<上原記録メモ>

 ◆通算100勝 06年8月25日阪神戦(甲子園)で達成。通算191試合目での到達は、ドラフト制後入団(66年以降)で松坂(現中日)に並ぶ最速記録。

 ◆通算100S レッドソックス時代の15年5月10日ブルージェイズ戦で日米通算100Sをマーク。

 ◆100勝+100S 日本で6人、日米通算で斎藤(楽天)と上原の2人が達成。このうち先発100勝以上は江夏(西武)佐々岡(広島)に次いで3人目。大リーグの100勝+100Sは15人おり、先発100勝は通算197勝(先発149勝)390Sのデニス・エカーズリーと、213勝(先発209勝)154Sのジョン・スモルツだけ。

 ◆100S+100H 日本では05年からホールドを採用。100S+100Hは藤川(阪神)増井(オリックス)ら4人。

 ◆40歳で25S 上原は40歳の15年に25セーブ。40歳以上のシーズン20セーブ以上は大リーグ史上6人目だった。

 ◆巨人最年長登板 43歳3カ月の上原は巨人の最年長登板。これまでの最年長は06年7月6日工藤の43歳2カ月だった。

 ◆巨人最年長H 今季初登板の3月31日阪神戦で、昨季までの巨人投手の最年長ホールド(10年豊田の39歳4カ月)を更新した。