巨人長嶋茂雄終身名誉監督(82)が8日、入院していることが分かった。

 球団によると、同監督のご家族は「体調が優れずに7月初旬に大事を取って入院しました。検査で胆石が見つかったため、入院したまま治療を続けています。体力が落ちた時期もありましたが、現在は食事も普通に摂って快方に向かっております」と現状を説明しているという。

 ◆長嶋茂雄(ながしま・しげお)1936年(昭11)2月20日、千葉県印旛郡臼井町(現佐倉市)生まれ。佐倉一高(現佐倉高)から立大進学。杉浦、本屋敷らと黄金時代を築き、首位打者2度。当時の東京6大学新記録となる通算8本塁打を放った。巨人入団1年目の58年に打率3割5厘、29本塁打、92打点で本塁打王、打点王に輝き新人王。59年の天覧試合(対阪神)では同点本塁打とサヨナラ本塁打。王貞治との「ON砲」で65~73年の巨人V9を支えた。74年に現役引退するまでMVP5度、首位打者6度、本塁打王2度、打点王5度。巨人監督は75~80年、93~01年の計15年務め、リーグ優勝5度(76、77、94、96、00年)、日本一2度(94、00年)。アテネ五輪日本代表監督として03年アジア予選で五輪出場を決めたが、04年の本戦では病気のため指揮を執ることができなかった。88年野球殿堂入り。現役時代は178センチ、76キロ、右投げ右打ち。