巨人阿部慎之助内野手(39)が6号先制3ランを放った。

 1回2死二、三塁、阪神才木の147キロ直球を完璧に捉え、右中間席へ運んだ。プロ通算394号で400号の大台まで残り6本とした。「久しぶりのスタメンで少し緊張しました。(カウントを)追い込まれたので、変化球も頭の隅に置きながらだったんですが、高めのボールをうまく上からたたくことができました」と振り返った。

 才木からは初アーチで、ここまで通算227人の投手から本塁打をマーク。阪神金本監督を抜き、歴代単独2位に浮上した。あと1人でローズ(元近鉄)に並ぶ。お立ち台に上がったベテランは「突如(スタメンが)決まったのでびっくりしました。(本塁打は)うまく反応できました。今日は原さんと松井さんがダブル解説だったので、その前で打ててうれしいです」と中継ブース内の2人の先輩を見上げた。