巨人長嶋茂雄終身名誉監督(82)が、7月初旬から入院していることが8日、分かった。体調が優れずに大事を取って入院。検査で胆石が見つかり、治療を続けている。体力が落ちた時期もあったが、現在は快方に向かっていると、球団を通し、同監督の家族が説明しているという。長嶋氏本人もメッセージを通して回復をアピールし「チームは苦しい状況ではありますが、優勝をあきらめずに最後まで頑張ってほしいと思います」とエールを送った。

<長嶋茂雄氏の18年>

 ◆采配 2月10日宮崎でのジャイアンツ-ホークスOB戦でジャイアンツ総監督として指揮。野村克也総監督率いるホークスに11-3で快勝した。「しばらくぶりにベンチに入って試合を見ながら、選手の近くで元気な姿を見て、やっぱり野球はチームだなと。気分が良かった」。

 ◆激励 同11日に巨人春季キャンプを視察。昨年トラブルなどでシーズン途中から出場停止になった山口俊に「今年は頑張ろう」と激励。

 ◆鑑賞 3月3日、都内での東京写真記者協会創立70周年記念スポーツ報道写真展を鑑賞。ヘルメットを飛ばして豪快に空振りしている自身の写真などを見て「何とも言えない懐かしい気持ちになるね。20年東京五輪? もうすぐだね。楽しみにしている」。

 ◆サプライズ 5月18日のDeNA戦(東京ドーム)を観戦。菅野の初本塁打に「驚いたね。もともと打つ方に関してはうまい。ホームランが勝利に結びついて良かったね」と笑顔。