初球の鬼になる! ソフトバンク上林誠知外野手(23)が8日、積極打法で逆襲の旗頭になることを誓った。初球の打率3割4分4厘を誇る1番打者の心境に日刊スポーツが直ゲキ。攻めの姿勢でチームを勢いづける自覚を明かした。この日のロッテ戦(ZOZOマリン)は、台風接近のため中止。本拠地に戻り、あす10日からの日本ハム3連戦に備えた。

 ここまで全94試合に出場し、打率は2割6分6厘、16本塁打、46打点の成績。

 上林 まだ試合も残っている。何とか残り試合で打率2割8分以上、本塁打は20本まではいきたいですね。

 5日オリックス戦では1回に初球を16号先頭打者本塁打。7日ロッテ戦では1回、同じく初球を三塁線へ絶妙なセーフティーバントでヒットにした。

 上林 相手投手にしてみると、初球で打たれるのはやはりショックなのではと思います。

 初球の打率は3割4分4厘、4本塁打を記録する。

 上林 追い込まれるとどんな打者でも打つのは厳しい。たとえファウルになっても初球から振ることでタイミングもつかめるし、攻めの姿勢でいける。初球というよりは、ファーストストライクを打っていくということですね。

 10日からは2位日本ハムとの3連戦が待っている。

 上林 12日の試合には佐々木(元仙台育英)監督がヤフオクドームに観戦に来るんです。仙台以外に来るのは初めて。昨年まではずっと監督をされていたので、そういう時間はなかった。今年1月に辞任して今は自由人。こういう機会にしか、なかなか福岡までは来られないですから。

 どういうプレーを見せたいか。

 上林 緊張しますね。生で試合を見てもらうと、佐々木監督からは「高校野球を忘れるな」と言われているので、プロに入っても全力疾走などをきちんとやっているというところを見せたいですね。