巨人が1発に泣き、借金完済のチャンスを逃した。

 1点リードの7回、巨人先発の山口俊投手が阪神の先頭ナバーロにソロを打たれ、同点に追いつかれた。今季4度目の中5日での登板で7回112球7安打2失点と試合を作ったが「理想を言えば勝ってる状態で降りたかった」と話した。

 同点の8回には沢村拓一投手が、1死から阪神糸井に右翼席後方の壁を直撃する特大の勝ち越しソロを浴びた。2ボールとカウントを不利にしてからの痛い失投に「力不足です。2ボールから外に投げる場面で、最悪ノースリーでもという頭があった。その中で内に入れてしまって、決勝ホームランになってしまった。一番やっちゃいけない形になってしまった。自分の投げミスです」と唇をかんだ。