ソフトバンク大竹耕太郎投手(23)が7回途中1失点と粘投したが、勝ち星は付かなかった。

 初回に押し出し四球で先制点を献上したが、2回以降は要所を締めた。5回1死一、三塁のピンチでは初回に打たれた中島、吉田正を抑え無失点。プロ3度目の先発でもしっかり試合を作った。

 大竹は「コンディショニング的にもあまり感覚が良くなかった。調子がいいときに抑えるのは当たり前。調子が良くないときに今日みたいな投球ができたのはいい経験。価値ある1試合になった。チームが勝ったので良かったです」と冷静に振り返った。

 工藤監督は「なんとか勝ちを付けてあげたかったが、次も頑張ってほしい」。倉野投手統括コーチも「あそこでズルズルいかないのが彼のいいところ。調子が悪い中でも試合を作れる」と評価した。