7回途中1失点だったソフトバンク大竹耕太郎投手(23)に、「謎の黄色い集団」!? が声援を送った。

 試合前に「先発ピッチャー 大竹」の名前がコールされると、内野スタンドでは黄色いコスチュームに身を包んだグループが一斉に黄色いタオルを掲げた。タオルには「済々黌」の文字が。応援に駆けつけていたのは大竹の母校、済々黌(熊本)の関西地区同窓会メンバーだった。

 約60人が集まり、最年長は80歳以上という歴史ある学校ならではの風景。黄色は済々黌のスクールカラーで、中には大竹がエースとして甲子園に出場した13年センバツの際のタオルを持っている人もいた。副会長の諸熊建次さんは「めったに集まれないが、甲子園にも行かせてもらって、またプロでも活躍してくれている。こうやって集まれるのも、大竹くんのおかげ。みんな喜んでいます」。育成出身左腕の活躍に、さまざまな人が胸を躍らせている。