ヤクルトの武内晋一内野手が、反撃ののろしを上げた。

3-9で迎えた9回無死一塁、捕手中村の代打で今季2度目の打席へ。カウント1-0から、中日田島の141キロ直球を右中間スタンドへ運び今季1号2ラン。笑顔でベンチに戻ると、チームメートからの祝福を受けた。

今季は2軍で調整しており、8月31日に昇格したばかりだった。本塁打は、14年8月24日DeNA戦(松山)以来、約4年ぶり。神宮では、同年7月22日広島戦以来だった。「ずっと下にいたので、上げてもらって、使ってもらって、久々に打ててすごく良かったです」と振り返った。

雰囲気を盛り上げる1発となり、打線がつながって打者一巡の猛攻で一挙6点を奪い、同点とした。チームは延長の末、サヨナラ勝ち。「結果的に、みんなが打ってくれたから勝てた。チームは勝ったことが一番です」と喜んでいた。