ヤクルト上田剛史外野手(29)が、人生初のサヨナラ本塁打となる3ランを放った。

延長11回2死一、二塁、カウント2-0から中日8番手又吉の3球目、135キロのスライダーを捉えた。打球は、台風21号による強風の中で声を出し続けたヤクルトファンが待つ右翼席へ。本塁へ生還すると、チームメートから手荒い祝福を受け、小川監督からは背中をポンポンとたたかれた。「自分が決めようという気持ちでした。いつも消極的になってしまうので、今日は積極的にいこうと思っていた」。

小川監督も「なかなか、こういうゲームはない」と劇的な勝利を振り返った。上田については「ピンチヒッター、代走として貴重な存在。結果が出たことは大きい」と活躍を喜んだ。