吉兆のノーゲームにしてみせる。9日の阪神-巨人23回戦は4回表終了時点で試合が中断し、天候には勝てなかった。甲子園史上最長の1時間28分の中断の末、真鍋球審がノーゲームを宣告。阪神金本監督は「まあね、連盟の人、審判団も粘ったみたいですけどね。(中断は約)1時間30分か。仕方がないね」と淡々。追う展開ではあったが「2点差だしね」と続けた。

積み残しによる連戦を除けば、チームは雨を味方につけてきた。今季雨天中止翌日は10勝2敗1分けと好成績。さらに今回同様、リードされている展開で降雨ノーゲームとなった8月31日の翌日からこの日までは、4勝2敗といい流れで来ていた。偶然とは言い難いほど雨降って地固まり、打線が息を吹き返す。ベテランも救援陣も恵みの雨として、明日11日中日戦(甲子園)から始まる7連戦を勝ちきるだけだ。