DeNAが最下位に転落した。連打がなく単発6安打は得点には結びつかず、無得点に抑えられた。この負けで20年ぶりのリーグ優勝も完全消滅。ラミレス監督は「(昨季まで)2年連続優勝逃してAクラス。去年は日本シリーズまでいった。プランBで2位を狙いにいくだけだ」と、ひたすら前を向いた。

勝敗の分かれ目は1点を追う3回の攻撃だった。先頭の9番柴田が左前打で出塁。次打者の大和にランエンドヒットのサインを出した。カウント1-1から柴田がスタートしたが、大和が低めの球を見逃して、盗塁死した。ラミレス監督は「ノーアウト一、三塁をつくることができれば、流れがくると思った。ランエンドヒットが決まっていれば、こちらに流れがきたと思う」。犠打による1死二塁ではない積極策を選択したが、裏目に出た。

今日から本拠4連戦。「連戦の前に、目の前のこと。今日のことを1日1日やっていく」と、リセットしてホームに戻る。【栗田成芳】