日本ハムのブランドン・レアード内野手(31)とニック・マルティネス投手(28)が17日、米国へ帰国の途に就いた。投打の主力助っ人はともに、来季残留を熱望して北海道を離れた。

今季で2年契約が終わるレアードは「自分の中では(来季も)日本でプレーしたい気持ちが強い。その中でも日本ハムでプレーしたい気持ちが強い」と話した。ただ、来日4年で131本塁打の大砲は他球団も注目の存在。「理想型としてはファイターズで現役を終えられればいい」と話すほど愛着はあるが「ゆっくり、その時期を待ちたい」と、熟考して決断する。

来日1年目で10勝を挙げたマルティネスも「僕としては、日本ハムに戻ってきたい気持ちはあります」。残留希望も「家に帰って奥さんとも来年について相談したい。(5月に)赤ちゃんも生まれたばかりなので、自分だけの決断は出来ない」と、複雑な胸中を明かした。

球団は3年ぶりの覇権奪回へ欠かせない戦力として、これから本格化する残留交渉で誠意を尽くす。【木下大輔】