ヤクルトから1位指名を受けた国学院大・清水昇投手(4年)が「神宮愛」を口にした。右腕は150キロを超える直球と多彩な変化球が武器。ヤクルトが根尾、上茶谷を抽選で外した後の「外れ外れ1位」となった。右腕は横浜市内の学内でチームメートとともに中継を見つめた。

「神宮球場は高校、大学と慣れ親しんだ球場。その神宮球場でもういちど野球ができることを感謝してやっていきたい。憧れてきたプロ野球という舞台のスタートラインに立てた。高い評価をしていただいているので、その評価に恥じない結果を出したい。東京で育ってきたので、昔から見ている球団。指名していただいてすごくうれしい。高校時代すごい悔しい思い、大学時代も悔しい思いをした。今度こそ、神宮球場のマウンドで結果をのこせたら」とヤクルトと神宮球場への愛着を口にした。

清水は1996年(平8)10月15日、東京都生まれ。帝京から国学院大に進学し、エースとしてチームを引っ張る。1年秋から通算43試合に登板し、13勝6敗。18年春季リーグでは防御率1・75で最優秀防御率を獲得。大学日本代表にも選出された。