法大が12季ぶり45度目の優勝を飾った。29日、慶大が早大に4-5で敗れ、同じ勝ち点4の法大が勝率で上回ったため。

法大の1年生エース三浦の3勝は高橋佑(慶大=6勝)の半分しかない。防御率1・99も小島(早大=1・73)に及ばない。それでもこの右腕の存在がなければ、法大の優勝はなかった。

投手評価法の1つに「WHIP」がある。メジャーで採用され、与四球+被安打を投球回数で割って求める。1イニングに何人の走者を出したか、というもので、1・00未満ならば超一流の評価を得る。三浦は0・946で、高橋佑は0・954だった。小島は1・09。ちなみに巨人の菅野は今季、1・00になる。

三浦は計8試合に先発して試合をつくった。青木監督は開幕戦からの抜てきを「甲子園の経験があるし、力のあるボールを投げられる。私も打席に立って決めました」と説明した。最速150キロを記録している。

被打率をみると、2割3分1厘。相手打線をしっかりと抑え込んで打線の爆発を導いた。【米谷輝昭】