DeNAが23日、横須賀スタジアム他2会場で「横浜DeNAベイスターズファンフェスティバル2018」を開催し、今季限りで現役を引退した田中浩康内野手(36)の引退セレモニーを行った。

ビジョンにはヤクルトに入団した05年からのプロ14年間を振り返る映像が流れ「横浜DeNAベイスターズでの2年間は夢の続きを見させてもらいました。ファンの方のおかげで実りの多い2年間でした。12年間お世話になった東京ヤクルトスワローズ。そして全国のプロ野球ファンのみなさん、14年間本当にありがとうございました」と頭を下げた。あいさつ後は、ベンチから続々と出てきたチームメートの手で7回宙を舞った。

引退セレモニーの前に行われたキックベースには、2年連続ブルゾンちえみのコスプレで登場。左前打を放った。「球団から仕事のオファーが来たと思ったらこれでした。まさか引退試合がキックベースになるとは」と会場を笑わせた。

引退後の進路については「野球界の力になるために経験を積んでいきたい」とし、学生野球資格回復制度を利用して学生野球資格の回復を目指すため、研修に参加する予定だ。「できれば指導者になりたいが、野球の仕事は指導者だけではない。幅を広げたい」と新たな1歩を踏み出す。