楽天今江年晶内野手(35)が27日、仙台市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、野球協約の減額制限(1億円以上は40%)を超える1億5000万円減の年俸5000万円でサインした。

今季で3年契約を終えた今江が、2億円から1億5000万円減の年俸5000万円で更改した。75%の大幅減に「今年はそこそこやったといえ、去年まで2年間結果を出せていなかったので仕方ない」と話した。

今季は4番も務めるなど、127試合に出場し、ロッテ時代の14年以来となる規定打席に到達し、打率2割7分6厘をマーク。「夏場以降に少しバテてしまいましたが」と反省点を口にするも「まだやれるなと自信を持てる1年でもあった」という。

来季は一、三塁を銀次や23歳の内田らと争う。西武からは浅村がFAで加入。残留が決定的なウィーラーも健在で、内野のポジション争いだけでなく、DHの枠争いも激化することになりそうだ。「来年は、若手選手の手本となれるようにやりながら、まずは試合に出ることが最優先。(通算)2000本安打を打ちたいので」と残り339本の大台へ意気込んだ。(金額は推定)