「貴」ならぬ「鷹」の横綱になる! ソフトバンクのドラフト1位、東洋大・甲斐野央投手(22)が27日、都内のホテルで契約合意した。契約金は1億円プラス出来高払い5000万円、年俸は1500万円。先日の大相撲、九州場所で優勝した小結貴景勝(22=千賀ノ浦)にも刺激を受け、プロの世界でも立ち合い負けしない強い思いを語った。(金額は推定)

初めてソフトバンクのユニホームに袖を通し、照れくさそうに笑った。「似合っているかわかりませんが、このチームでやっていくという実感が湧きました」。前をじっと見据え、プロ生活を思い描いた。

日本を沸かせる貴景勝とは、同じ96年生まれ。兵庫出身も同じだ。普段はあまり野球以外のスポーツは見ないという甲斐野だが、ソフトバンクの本拠地でもある福岡で同世代の快挙を伝え聞き「活躍は刺激になりますし、負けられないというか、ぼくも注目される選手になりたいです」と目を輝かせた。

格上にも物おじしなかった貴景勝のように「立ち合い」から積極的にアピールしていくつもりだ。まずは柳田をターゲットにした。「紅白戦で対戦できるなら、三振を取りたい」。紅白戦での主砲切りを目標に掲げた。また、東洋大でも抑えを務め、プロでもリリーフでの活躍を思い描く右腕は強力救援陣についても「ブルペンで見て驚くことはわかっているけど、自分をしっかり持ってやっていきたい」とふんどしを締め直した。同世代のニューヒーローに負けず、1軍争いの土俵で前へ、前へと突き進む。【山本大地】

◆甲斐野央(かいの・ひろし)1996年(平8)11月16日生まれ、兵庫県西脇市出身。小3で野球を始め、中学時代は軟式野球部に所属。東洋大姫路では主に三塁手でプレーし、1年秋からベンチ入り。東洋大で本格的に投手に転向。3年秋に初勝利を挙げ、最優秀投手とベストナイン獲得も躍進。4年からは抑えで、春は胴上げ投手。今夏は大学日本代表に選出され、日米大学野球でも抑え役。最速159キロ。187センチ、86キロ。右投げ左打ち。